3 結婚願望が人一倍強かったのに結婚できなかった時のこと

結婚願望が人一倍強かったのに結婚できなかった時のこと

 

4月になって無職になった私と対照的に 東北に就職した恋人は新生活を満喫していました。

彼は転勤のある仕事だったので、 私は一つのところに働き続けられないかもしれない、と考えて

場所にとらわれない在宅ワークに興味を持って いろいろ勉強したり応募したりしていました。

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新しい土地に嫁ぐ不安を持ちながら 準備している時に

「お給料もらったからパソコン買おうと思うんだけど、 どのサイズがいいと思う?? 」

「美味しいお店を見つけて、めっちゃうまいんだよ、 今度連れてってあげるよ」

能天気な彼の話にだんだんイライラし始めていました。

そして彼からの信じられない一言

もっと話を詰めてから行動に移ればよかった… 結婚話に先走って無職になった私は焦ってききました。

「会社辞めたけど、 いつ頃結婚したいとか考えてる?」

「就職してすぐだし自分は社宅だから まだ結婚できないけど、  アパート借りてこっちに住めばいいよ。」

・・・・・・・

 

遠い東北に行って 住む場所を探して職を探して… 他に知り合いも全くいなくて不安だし

何より 恋人の気持ちが変わったらどうしよう、

もともとすぐに結婚しようと言ってたのに 親の意見でコロッと変わってしまった人だから (そしてそれを教えてくれなかった)

…と、不信感を持ち始めました。

 

当然、親からも あの人挨拶に来たけど、結婚はまだなの? 早く孫の顔を見せてね、

と毎日催促され続け、 自分ではどうしていいかわからなくなっていて 卑屈になっていきました。

これから先 どうなってしまうんだろう…

長く付き合っていたので 情はありましたが、

自分の意見を親に発言できない彼は 祖父母の言いなりだった父と重なり、 いつか自分も母のようになってしまうかもしれない、 と考えて別れることにしました。

またもや結婚が遠ざかって、 30歳目前の私は心底焦っていました。

今振り返れば、 まだ30歳前なら焦る必要はないと思えるのですが、

当時は 同級生の結婚式に呼ばれたり、 facebookでの育児の投稿を見て、 気持ちばかりどんどん焦っていきました。

私も結婚したい、 子供が欲しい、お母さんになりたい、幸せになりたい。

その頃はネガティブモードで 「人は人、自分は自分」とは思えず、友達の結婚や出産など おめでたいお知らせをもらっても 内心は素直に祝福できる状態でなくなっていました。(もちろん表面上はお祝いしていましたが)

まさかの展開と、気になったこと、結婚まで

そんな時に 10年来の付き合いの (と言っても仕事でほとんど参加してなかったのですが) 同じ趣味仲間7人で遊びに出かけることになりました。

みんなで 人生のこと、仕事のこと、将来のこと…など話しました。

その中の男友達が すごく誠実そうで真面目な人で 責任感が強そうで、いい人だなと思いました。

その人も気に入ってくれて まさかの展開で付き合うことになりました。 結婚相手を探していたそうで、 付き合い始めた当初から結婚を視野に入れた付き合いでした。

イライラしても大声で怒鳴ることもなく 穏やかで真面目で誠実な人で、 安心してお付き合いをすることができました。

ただ、お金のことに関してちょっと気になることがありました。

デートの時は私が彼の家の近くのスーパーで買い物をして 自炊をするのが定番でした。 たまの外食では割り勘でしたが、 自炊の時はレジに行く段階になると、 するっとどこかにいなくなってしまい、 私がお金を払うと戻って来て一緒に袋に入れてくれました。

彼の家までの交通費も負担しているのに、 外食は割り勘で、スーパーは自腹…

初めはそこまで気にするなんてケチかな… と思っていましたが、 半年も経つとだんだん気になってきました。

でも結婚前提でつきあってくれていて 穏やかで誠実な人との結婚を考えると お金のことを言うのはいやらしく感じました。

両親の顔合わせの時に、 彼から 「費用は自分たち2人が負担しよう、 自分は両親の交通費を出すから 当日の飲食費を出して欲しい」

と言われて、交通費の方が額が少なそうなのに なんで全体を割り勘にしないのかな、 とは思いましたが NOと言えないまま

当日は私が飲食費を払うものの 両家の親たちからは恋人が払ったと思われていることに モヤモヤが残って 1人になると軽いマリッジブルーになったこともありましたが、

優しくて真面目で怒鳴らない人柄に惹かれて 彼の住まいから通えるところに 新しい仕事を見つけて

お金の不安もあったので 結婚式、新婚旅行、結婚指輪、など全部ナシで お互い仕事帰りに市役所に寄って婚姻届を提出しました。

夜間の警備員さんが受理してくれて、 「不備があったら連絡がいきますので」 という事務的なやりとりのみで

私は小さい頃から望んでいた ”恋愛結婚”というゴールにたどり着きました。

こちらへつづく

在宅ワークの収入を変えた動画

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