4 待ちに待った子供を授かって専業主婦になるまでの経緯

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新しい職場で設計の仕事が始まって…

間取り作成 在宅ワークパート先の建築事務所は
所長さんとパートさんが何人かいました。

所長さんは履歴書で資格を持っているのをみて
雇うことにしてくれたようでした。

「実務の経験は乏しいけど、
知識はあるんだから
実務でわからないことはなんでも周りに聞いて。
みんなにも教えてあげるように言ってあるから。
自分で調べるのは時間の無駄だからね」

「頑張れば正社員や社会保険も考えるから」

とアドバイスしてくれました。
期待に応えて頑張ろうと思いました。

所長さんのその話を聞いていたパートさんから
よく思われていなかったことを
たまたま 私の悪口を聞いてしまって知りました。

昼間は所長さんはお客様と打ち合わせをしているため、
夕方に帰ってくるまでは職場はパートさんだけでした。

私がわからないことを質問すると
先輩パートさんは冷たい声で言いました。

「そんなこともわからないの?
ここらへんの本のどこかに書いてあるよ」

ここらへんの本の量が膨大で、
勉強しかしたことのなかった私は
どうやって実務でその知識を使えばいいのか
途方に暮れて、

調べているのがバレたら
怒られるんじゃないかとビクビクしながら
所長が帰ってくる前に
急いで調べていました。

図面を作り上げる期限の指示をもらうものの
所長さんが夕方に帰ってから
チェックしてもらって修正が始まるので

初めの面接では
残業はしなくて大丈夫と言われていたものの
実際には
自分のタイミングで仕事を切り上げることは不可能でした。

パートさんには
子持ちのママさんが多く
保育園のお迎えの時間に
追われている先輩もいて

まだ子供もいなくて新入りの私は
先輩パートさんたちが
チェックされている声を聞きながら
みんなが終わるまで
自分の番を待つのが日課になりました。

帰りが遅いことで不機嫌になる夫

その頃は家に帰ると夫の方が早く帰っていて
料理ができていないことに対して
機嫌が良くなかった記憶があります。

新婚なのに申し訳ないと思いながらも
先輩たちを差し置いて
所長に先にチェックしてもらうことは
気が引けてできませんでした。

この、身内よりも
外面を優先してしまいがちな私の価値観は
夫からは「外っつらがいい」と映り、
「この仕事を続けていくのは難しいね」
と言われました。

妊娠が発覚してから変わったこと

そんな時に
妊娠したことがわかりました。

夫も私も
子供を望んでいたので2人で大喜びしました。

お世話になっていたパート先に伝えると
所長さんは「無理しないようにね」と行ってくれて

私の悪口を言ってた先輩も
重い荷物を持たないようにさせてくれたりして
恐縮しました。

ただ、妊娠がわかった頃から
ずっと出血が続いていたので
気になって病院に行ってみると
「切迫流産です。」と言われました。

流産?? え、赤ちゃんは??
なんのことかわからず、
頭が真っ白になりました。

補足
*切迫流産とは、
流産になりそうな状態ということで
必ずしも赤ちゃんに危険があるわけではなく、
治療によって治る割合も高いです。
(染色体異常での流産は除く)

やっと結婚できて妊娠したのに…

医師から診断書をもらって
出血が止まるまで
仕事をお休みさせてもらうことにしました。

出血は
結局1ヶ月半経っても止まらず、
長いことお休みしたまま迷惑をかけていました。

そして安静にしていた頃、
近所の託児所で
9ヶ月の女の子が
虐待されて亡くなる事件が起きました。

安全性が高く、
医療関係者が常勤していることが
ウリだったそうですが、

実際は
話のできる子供は
親に話す危険性があるから普通に対応されていたが、

話のできない赤ちゃんは
泣いてもぐるぐる巻きにして放置、
虐待も日常的に受けていたという
悲惨な状態でした。

夫と仕事のこと、残業のこと、
子供のことを話し合って
お腹の子が無事に生まれたら、
喋れるようになるまでは
私が家で育てることに決めました。

パート先にもずっと
迷惑をかけ続けてしまいましたが、
切迫流産の出血が続いていたことと、
つわりがひどかったこともあって
辞めさせてもらいました。

家にいたので、色々な在宅ワークに応募して
細々と収入を得ていました。
(不動産屋の間取り作成、
記事作成、文字起こし、
似顔絵描き、通信教育の添削など)

しかし、
自分の担当分の生活費は賄えず、
夫にお金のことも言い出せずに

結婚する前に貯めておいた
貯金を切り崩して過ごしました。

その頃
当時一番仲良かった友人から
メールの返信が来なくなったり、
会っても明らかに
よそよそしくなっていきました。

彼女は「子供は持ちたくない」主義で
冷たくなって来たのは
ちょうど妊娠報告した頃からでした。

その友人としていた趣味には
お客さんもいて
やりがいを感じていましたが

それももうやりたくない、と言われてしまい、

自分が大事にしていた
居場所がなくなったことと、
自分を否定された気分になって
妊娠中の精神状態は最悪でした。

今考えると、
その友人に完全に依存していたと思います。

お客さんからも、
楽しみにしていたけど
子供ができたんじゃ仕方がないね、
と言われてしまい

私の子供のせいじゃないのに、
という気持ちと

子供を妊娠したことで
今まで大事に思っていた友人や
お客さんたちが離れてしまった、

という気持ちで
すごく複雑な心境でした。

新しい土地に友達も知り合いもいなくて、
体調の悪い中ふさぎ込んでいた矢先、
夫の部署異動が決まり、
新しい部署では早朝出勤、
深夜帰宅の毎日になりました。

毎日1人で過ごす部屋は寂しく、
赤ちゃんの誕生を待ち望んでいましたが、
その気持ちが通じたのか、
予定日よりも1ヶ月以上早くに陣痛が始まりました。

こちらへつづく↓

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