こんにちは、ワンオペ育児中の主婦、さとりん(satorin_01)です。
在宅ワークのAmazonでの物品販売で、
最高月商188万円、最高月利50万円を達成しました。くわしくはこちら
いつもは在宅ワークのことについて
色々書いているブログですが、
今日はちょっと気分を変えて
学生の時に経験したバイトの中から
「セレモニープレイヤー」の仕事について
語ってみようと思います。
日頃なかなか馴染みの薄い業界について
「こんな仕事もあるのか…」
と思っていただけたらうれしく思います。
■目次
セレモニープレイヤーの仕事とは?
セレモニープレイヤーとは、
儀式の時に生演奏をするお仕事で
主に葬儀場で通夜・告別式の時に
亡くなった方が好きだった曲などを
演奏するお仕事です。
2年生の時にバイトで始めて
卒業するまで3年間させていただきました。
今から十数年前のことです。
セレモニープレイヤーの仕事が始まるまでのこと
タウンワークでこの仕事を見つけて応募して
公共施設の会議室で面接を受けた部屋に
楽器があって、演奏の実技試験もありました。
左手の楽譜のあるバージョンと、
メロディーだけのコード譜が用意されていて
弾いてください、と言われました。
研修では
葬儀屋さんとのコミニュケーションの取り方、
葬儀での立ち振る舞い、マナー、式の流れ、
音色の使い分け、
盛り上げ方などを教えてもらました。
どの曲でも
ゆっくりと癒されるような演奏になるよう
実際に見本を見せてもらい指導を受けました。
また、満足してもらうには
お客さんの期待を上回る仕事をするように
と教えてもらい、緊張感が高まりました。
セレモニープレイヤーの実際の仕事内容と流れ
日時連絡、曲のリクエストがメールで届き、
引き受けたら楽譜をFAXで送ってくれました。
リクエスト曲は古い民謡や
美空ひばりさん、石原裕次郎さんなど
昔の歌謡曲を演奏する機会が多かったですが、
クラシックや洋楽、今の流行歌、
母校の校歌、野球の応援歌など多岐に渡りました。
仕事に入ると黒目のセレモニードレスに着替え、
葬儀場の別の部屋にある楽器を運んで準備して
亡くなった方に一拝してから演奏を始めました。
式が始まる前、終わった後はBGMとして
季節に合った静かな曲などを弾きました。
式が始まってからは
司会の方が弔電を読んだりしている間は
しっとりめの曲を静かに弾きました。
文章を読んでいる長さに音をおさめるよう、
どこで終わってもすぐに違和感なく
曲を終わりにできるように…と教わりました。
お坊さんの読経の時間は音が出ないように
音量をminにしてお経を聞いていました。
(一時的に退出するのは自由でした。)
その後、献奏といって
ご生前に好きだった曲をみんなで聴きながら
亡くなった方を偲ぶ時間がありました。
前奏を弾き始めると
会場のあちこちから鼻をすする音が聞こえて
思い出の時間に携わっていると実感しました。
献花の時は
好きだった曲を悲しいアレンジで弾き、
出棺の時は音色を混ぜて盛り上げました。
参列者の人たちがいなくなって
葬儀社の人やお花係の人が片付け始めて
担当者さんが戻ってきたら挨拶をして
お仕事は終わりで楽器を片付けて終了です。
お仕事の前後には必ず
依頼してくれた音楽事務所に報告をしました。
セレモニープレイヤーの実際の収入(私の場合)
私が演奏させてもらってた時の
一回の金額は交通費込で4600円、
通夜と告別式合わせて9200円で、
そこから源泉徴収されて受け取りました。
いろいろな会場で演奏していたので
交通費はまちまちでしたが、
通勤時間は往復1時間、電車代1000円でした。
仕事の上での拘束時間は
式が始まる1時間半前に入って
式が1時間〜1時間半、
片付けまでで全部で3時間ほどでした。
通勤時間を混ぜると4時間位で
時給にすると1000円位です。
サイゼリヤのバイトと掛け持ちしてましたが
セレモニープレイヤーは立ち仕事ではなく、
面倒な人間関係もほぼなく
とてもありがたいお仕事でした。
前日に依頼が来ても弾けるようにするために
簡単に弾いても豪華に聴こえるような
コードの伴奏パターン、音色の変え方など
教えてもらって活かせる場をいただけて、
自分の成長につながることも楽しかったです。
セレモニープレイヤーの仕事の大変だったところ
急に仕事の打診が来るので、
予定をあけておいても仕事が入るとは限らないけど
予定を入れてしまうと引き受けられない…
友達との約束をいれづらく、
予定管理しづらかったところが大変でした。
同じ事務所で委託されていた演奏者さんとは
研修中に少しお話ししましたが、
私と同じ学生さんや
ピアノの先生と掛け持ちしている人でした。
葬儀担当者から求められた内容の金額におどろいたこと
ある日、葬儀担当者から注意を受けました。
ドリカムのリクエスト曲をゆっくり弾いて
大丈夫かチェックしてもらってた時でした。
「この曲はゆっくりじゃ何の曲かわからないよ。
お客さんは演奏に10万払ってるんだから
ちゃんと本物みたいなテンポで弾いてね!」
・
・
・
・
え!?
今まで私の演奏に10万払ってもらってたの!?
(たぶん通夜と告別式の両方でだと思います)
金額に驚いたと同時に
演奏していた手が震えました。。。。。
曲によってはテンポを保って弾く方が
イメージが崩れないと教えてもらえたのは
ありがたいことでした。
人から頼んでもらう仕事をするということ
葬儀社さんが生演奏の仕事を請け負って
リクエストを聞いてくれて
音楽事務所さんが
仕事を始めるまでに研修会場を借りて
仕事内容を丁寧に教えてくれて
楽器も楽譜も用意してくれて
いろいろな手間をかけてもらっているから
私がこの仕事を依頼してもらえたのであって
私だけでは何の仕事にもならないわけです。
いろいろ教えてくださった
音楽事務所の方々には本当に感謝してます。
仕事をとるための営業経費とか考えたら
すごい色々かかっているんでしょうけど、
お客さんが葬儀屋さんに支払う金額を考えると
演奏するのが怖くなる額だと思いました。
どんな仕事でもそうですが、
人に仕事をふってもらう=搾取されます。
特に好きなことを活かした仕事は
仕事をもらうにも競争率が激しいので、
報酬を上げなくても応募はあります。
P.S.好きな仕事を諦めずに続けるには…
私の場合は、
セレモニープレイヤーとしての収入では
生活はできない…と思って
卒業時にやめて一般企業に就職しました。
葬儀社で専属で雇っている会社の場合は
社員枠とかもあるのかもしれませんが
その後6年間勤めたのち、
結婚して引越しと同時にパートになり、
妊娠してから自宅安静になり
家でできる仕事を探して始めたものの、
最低賃金のない在宅ワークの報酬は低くて
時給100円未満のこともありました。
今は人から頼まれる仕事ではない
Amazonの集客力を活かした在宅ワークで
外で働いていた時以上の収入を得て、
自分の好きな音楽や音源作成も金額によらず
仕事としても楽しんでいます。
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昨日もこんなメールをいただきました。
他にもたくさんの感想をいただいてます。
ブログランキングからきましたSako です。在宅ワークで、正社員のときの、収入を上回るまでの、奮闘がコミカルに描かれていて、読みやすく参考になりました。ありがとうございました。。
sakoさん、ブログにきてくださってありがとうございました^^
読みやすく参考になったと言っていただけて嬉しく思います、
ありがとうございました!!